2009年04月04日

町内会制度の終えん(15)


 現在の集合住宅へ引っ越してきた翌年、町内会の“新年交礼会(巷間で
言う新年会)”へのお誘い文書が回覧板に挟まれていたので、ご近所への
ご挨拶を・・・と思い申し込みをしました。
 ところが12月は、私達音楽家は“かき入れ時”になっていて、クリス
マスコンサートやらチャリティーコンサートでつい申し込んだことを失念、
交礼会当日に「会費を納め忘れまして・・・」と会場に出向くと、受付の
方が名簿に私の名前を見出せず対応に困惑。「名前がなければ引き取りま
す・・・」と言いかけたときに、幸いお向かいの奥様が私を見つけて間を
取り持って下さった。
 おそらく区長が会費納入が無かったため、私の名前を幹事に伝えなかっ
たものでしょう。会費納入を忘れた私にも責任はあるものの、新規居住者
であることは判断できていたはずなので、会費納入の催促でも出席の確認
でも電話1本でできたはずなのです。
 向いの奥様が皆さんに紹介して下さったのでそれほどの気まずさはなかっ
たのですが、新規居住者に対する対応に“不慣れ”な印象を最後まで払拭
できませんでした。
 まあ、私に対する応対の印象はおくとして、その“新年交礼会”と称す
る集いは、毎度おなじみらしい方々ばかりが5〜60人ほどしかおらず、
『2.050世帯の町内新年会にしては妙に少ないな〜・・・こんなものなの
かな〜・・・』と観想したことを記憶しています。
 ビンゴゲームやカラオケ・新盆踊り披露などの折りの紹介を注意深く聞
いていると、『やっぱりお馴染みさんたちばかりだな〜』と思わざるを得
ず、町内会の体質も『推して知るべしだな〜』という観想で、翌年からは
遠慮していました。
 今思うと『町内会は仲良しクラブか?』と半ば腹立たしい気持ちになり
ますが、その“新年交礼会”に¥100.000が使われているのです。会費が
一人¥1.000だったと記憶するので、総経費¥150.000〜¥160.000の会の
ように推測できますが、内容はせいぜい¥60.000〜¥70.000ほどのものだっ
たでしょう。質素なことは良いことですが、収支明細を目にしたわけでは
ないのであくまでも内容は推測上のこととして、町内会費から¥100.000
の支出は参加人数から判断しても高すぎはしないでしょうか?
 町内会・札幌市・北海道・国、いずれも国民からの受託を受け“経済”
を賄います・・・ということになっています。ところが、道や市の“談合
事件(!)”や官僚の“天下り”など、他人のお金を使うことに慣れきっ
た人達は、より多くの“個人的収入”を目論んで狡猾に立場を利用しよう
とします。
 決してすべての町内会・札幌市・北海道・国関係者がそうだとは言いま
せんが、「国民の目線で」とか「民意にそって」とかいう言葉が頻繁に使
われるほどに、国民の目線も民意も意識されていないのが現実です。
 私の調べた範囲では町内会員の全部が「町内会は無くてもいい」と考え
ているのですが、もし、心底から『町内会は必要です。』と考える人がい
るとすれば、それは、その町内会を地盤とする政治家だけでしょう。
 実際その“新年交礼会”には政治家が姿を見せ、役員に封筒らしき者を
手渡し、役員がペコペコ頭を下げながらにこにこ顔で受け取っている姿が
ありました。(続)
posted by 万年六糸坊 at 11:42| Comment(60) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

町内会制度の終えん(14)

 さて、町内会の予算書の項目に、私が受け取らなかった「班長手当て」
という支出金があります。私が脱会した町内会には10の区ああり、それ
を137の班に分けて運営していると「定期総代会報告書」にあります。
 その数が多いのか少ないのかは、私には判断の材料がありません。しか
し、私が受け持っていた(私以前からつとめておられた班長の)担当戸数
は28世帯(うち3世帯は非町内会員)なので、他班の班長さんが受け持
つ戸数も同等であるとすると、この町内会には3.830世帯(非町内会員数
は不明)ほどが居住していることになります。
 ところが、計上されている町内会費の総額は2.050世帯分しかありませ
ん。これはどういうことでしょう・・・?
 たまたま私が受け持っていた世帯数が多かったものか、町内会が何かの
理由で“故意に”世帯数を減らして計上しているかのどちらかでしょう。
札幌市に聞いてみましたが、「町内会のことは把握していません。」との
ことでした・・・当然でしょう。
 町内会費から算定できた2.050世帯をもとに、班長受け持ち世帯数平均
を換算すると、1班長当り15世帯ほどになります。私の受け持っていた
28世帯に比べると半分ほどの数にしかなりませんが、それが札幌市全域
の“班長受け持ち世帯数平均”に比べて多いか少ないかも、私には判断材
料はありません。
 私が問題として感じたことは、この町内会には、137人もの“班長”が
いて、平均15世帯に「公報さっぽろ」や月に2〜3度の回覧板作業と、
町内会費の集金をすることで、班長手当として¥548.000もの町内会費を
使っていることです。
 役員手当にいたっては28人で¥510.000もの町内会費を使っているの
です。この「手当」という名目の総支出額¥1.058.000は、外灯総使用電
力料金(¥1.250.000)の85%ほどにもなるのです。街灯料金は、「街灯
組合連合会」という団体から街灯総使用電力料金の60%(¥700.000)が
補助されているので、実質電力料金支払額の2倍ほどが役員手当として使
われていることになります。

 *この「街灯組合連合会」という団体は何のために存在するのか解りま
せん。札幌市が、町内会使用電力料金の補助をする目的のために存在する
とすれば無駄な団体です。

 街灯電気料金を住民に支払わせるという札幌市の“了見”も貧しいこと
ながら、町内会に200人を超えるほども“手当”を支給しなければなら
ない人がいるという運営方法に問題アリでしょう。
 「手当(報酬)が無いと役員にも班長にもなり手がない」という制度だっ
たら、廃止してしまえばいいのです。班長手当(¥4.000/年間)や役員手
当(18.200ほど/同)を欲しくて班長や役員を引き受ける人などいるはず
もないと思える し、班長など当番制で「回ってくるからしかたなくしてい
る。」と感じている人がほとんどのはずです・・・ん?、役員手当って、
麻生内閣が固執している「定額給付金」より高いんだったっけ・・・?・・・
欲しがる役員もいるかな〜・・・。
 町内会が住民の役に立っていて、個人の生活を考慮したうえで運営され
ているなら、ひとつの“文化”として生活者に受け入れられているはずな
のですが、私の聞き取りの範囲では町内会員でも否定論の方が100%です。
 もし、町内会制度が住民にとって不可欠な制度だとしたら、それはもう
札幌市の業務でしかなく、町内会制度は不必要になるのです。
 町内会があるから札幌市はあてにするし、余計な助成金まで計上しなけ
ればならなくなるのです。ビンボー札幌市に、そんなものイラネ〜。(続)

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2009年03月28日

町内会制度の終えん(13)


 この文章を「15」まで書き終えたとき、ゴミステーションに関わるこ
んなことがありました。
 やはりゴミステーションの清掃当番が回ってきたときのこと、清掃を始
める前に気になる“ゴミ(?)”が目に付きました。・・・良く見ると、
1週間以上前からあったようにも感ずるゴミで、札幌市の分別では“大型
(有料)”扱いのものと見受けました。
 プラスチック製の漬物大樽、大型熱帯魚用と思われる水槽、OA機器に使
われていたと思えるプラスチック容器、複数のブロック・・・などなど。
 町内会がどう動くものか確かめようと、数日の清掃当番を勝手に引き伸
ばし除雪がてらしばしば見に行ってましたが、一向に町内会が動く気配は
なく、とうとう次ぎのようなプリントを戸配することになりました。

 町内会九区二班の皆様
 過日は、班長を中途半端な投げ出しをして申し訳ありませんでした。
引き継いでいただいた方には、心からお詫びするとともにお礼申し上げま
す。
 さて、先々週(2月12日)からゴミステーションの当番をしておりま
すが、皆様お気づきのように「指定以外のゴミ」をステーションに出した
方がおられ、回収業者に回収されていない状態です。
 ルールは守るべきで、出された方は早急に引き取ることをするべきと考
えます。しかし、もし出した方が引っ越しされた様な場合、どう処理され
るべきでしょうか?
 町内会を退会した私としては、当番にしても放置しておく以外対処でき
ないように思うのですが、もし引っ越しされた方が町内会員であったとす
ると、町内会が存在する以上町内会として処理するべきではないでしょう
か?
 もしこのまま放置された場合、同様のゴミが増えることも考えられます。
 出された方が町内に居住の場合、早急に引き取られますよう。また、こ
の件について町内会が対応するまで「第九号ゴミステーション当番表」は
私のところでとめ置きます。
 さらに、私のゴミ当番許容時間を過ぎた場合、私が九区長宅前まで移動
させていただくこととします。これくらいの事態に“早急に対処できない”
町内会は存在価値が小さすぎませんか?
 ついでのようになって失礼とは思いますが、過去に私が当番の折り、清
掃に出向くのが遅れ、すでに何方かの手で清掃されていることがしばしば
ありました。お礼申し上げます。(署名)

 ちょっと“脅し”のようにはなっちゃいましたが、翌日にはそれらのゴ
ミは片づけられていました。・・・やればできるじゃありませんか。なん
で2週間ほども放置していたのか、町内会の怠慢を腹立たしく思うばかり
です。
 翌日は“燃やせないゴミ”の回収日で、しかも“パートナシップ除排雪”
が行われる日でもありました。あのまま放置されていれば、除排雪に多少
とも支障があったでしょう。(続)
posted by 万年六糸坊 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

町内会制度の終えん(12)


 回覧板に挟み込まれているパンフレットの中に、「交通事故防止運動」
とか「秋の全国交通安全運動」などと、季節ごとに町内会が印刷物を入れ
ています。
 交通事故に警鐘を鳴らすことは悪いこととは言えませんが、町内会が印
刷物を回覧して何の効果があるでしょう・・・。書かれてある「運動の重
点」とか「全国重点」のスローガンも悪くないとことと読めますが、町内
会は警察か交通安全協会の下部組織なんですかね〜?
 警察や然るべき協会への税金を使ったうえ、さらに一般家庭から戸別に
徴収した町内会費の中から、運動への参加予算を捻出しなければならない
事柄でしょうか?
 意地悪く見ると、これは町内会が“社会性”を維持している見せかけで、
町内会費をほかの遊興費にも使うための“カモフラージュ”的行為である
と見ることもできるのです。町内会が“交通安全”を謳うこと自体は“モ
ラル”として容認できる・・・あるいは賛同できることながら、その為に
印刷物を“季節ごとに”制作することは行きすぎでしょう。
 「交通部」などという部署を設け、¥180.000の予算を計上するなどは
「町内会費はもっと大切に使いなさい。」としか言い様がありません。
 町内会の役員達は、町内会費を有効に使う“精神”も“知恵”も持ちあ
わせていないのかも知れません。なぜそうなるかと言えば、一般家庭から
お金を集めることを“当然”と考え、そのお金を、ごく少数の役員によっ
て使い道を決めることに慣れっこになっているからです。国民の“お金
(税金)”を使う国や地方自治体同様で、お金の使い方に“無責任”であっ
たり“鈍感”になってしまうです。
 町内会費は、町内の居住者のために限定した使い道を考えるべきで、町
内会役員や婦人部などの限られた会員で使うべきではないのです。

 私が班長を“おりる”と宣言した数日後、「ほかの班の者ですが・・・」
と声をかけてきたご婦人がいました。ちょうどゴミステーションの清掃当
番だったので、カラスに生ゴミを散らかされないようにとゴミの状態を見
いていたのでしばらく立ち話をしました。
 ご婦人は「前の区長さんに、カラスのいやがる色のネットに変えて欲し
いとお願いしたけれど、何にもしてくれないんですよね〜」と私の顔を見
るので「解りました。私は今月で班長をおりるので、最後の仕事として区
長に伝えます。」と応えると、「そこの曲り角にすべり止めの砂箱を置い
てくれる様にもお願いしたんですけどね〜・・・道路が凍るとお年寄りが
危なっかしいですよ。」と、私の目からは充分に“お年より”に見える・・・
失礼・・・ご婦人が続けるのです。
 その曲り角から先はけっこうな傾斜道だけになり、実際私も、お年より
がおそるおそる歩いている姿や、通学の子供たちが“すってんころりん”
しているのを何度か見ています。除雪車の通ったあとなどは、通らなけれ
ばならない人にとって怖いところでしょう。
 私の家が使うように指定されたゴミステーションには、散らかったゴミ
を清掃する用具は置かれていませんでした。しょうがなくゴミ当番の折り、
料理用のトングを一つおろしてステーションに置いたのですが、数日後塵
取と箒が吊るされていました。
 『トングひとつで必要な道具が用意されるのなら、安いモンだ!』と思っ
ていたら、その塵取と箒は、話しかけてきたご婦人が置いたものだったの
だそうです。
 何かおかしくありません?
 稿を改めて町内会費の使い道について書きますが、余計なこと(!)に
は多くの予算を割きながら、町内会員が必要と感じていることには塵取ひ
とつ用意しようとはしない町内会なのです。そんなものイラネ〜!(続)
posted by 万年六糸坊 at 22:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月26日

町内会制度の終えん(11)


 回覧板の内容に、地域の小中学校の“学校だより”もあります。
 文化祭(学校祭)やクラブ活動の発表などの“お知らせ”までは違和感
は小さいまでも、学校側が町内会の回覧板を“お手軽に使っている”だけ
としか感じられません。
 もしこの地域に町内会制度が無くて“地域にそのことを知らせたい”と
考えた場合、先生やPTAが戸別にお知らせのパンフレットを配達するので
はないでしょうか?
 あるもの(制度)を使うことは“悪いこと”とは言い切れないまでも、
学校側の意識の低さを感じてしまうのです。
 この地区に引っ越してきて間もなくのこと、ちかくにある中学校の吹奏
楽部(だったと思う)が全国大会に出場することになり、「旅費などのカ
ンパをお願いしたい」とPTAのご婦人(多分、吹奏楽部後援会のお母さん)
が訪ねてきました。
 私は音楽をしている身で「それは素晴らしい!」と、たしか¥5.000を
カンパさせてもらったことがありました。それ以降同様の依頼は受けてい
ませんが、“おねだり”するときだけ戸別に訪問して、毎年学校で行われ
る「定期演奏会」の案内は回覧板に挟めて回すというのは、音楽をする資
質に欠けた行動であると断言します。
 そのような感性の環境で育つ子供たちがプロを志しても、成功はおぼつ
かないでしょう。「プロにするつもりはない」と教師や父母は言うかも知
れませんが、芸術には礼節が重要な要素であり、仮に趣味として続けるに
しても“情操”とか“社会性”も同時に身に着けることができないようで
あれば、趣味としては下等なものにしかなり得ないでしょう。
 私達芸術家(を志している)者は“身勝手な連中”と見られがちですが、
有名無名に関わらず・・・中には“ホントにヤバイ連中”もいることはた
しかながら・・・ほとんどの芸術家は礼節や常識を身に着けています。
 身に付けざるを得ないのです。たとえば、町内会のたった一人の役員の
一言(観想)で仕事が得られなくなったり、活動範囲を狭められたりする
のです。
 あるとき札幌市の職員から「北海道のギタリストは怠けている」とギター
の専門全国誌に記事を書かれたことがありました。上記の危機感が働き、
発言者が札幌市文化課の職員だったのですぐに本人や文化課に抗議をしま
したが、文化課も本人も謝罪どころか知らんぷりを決め込んで今日に至っ
ています。
 数年後にそのギター専門誌の当時の編集長から直接「記事の内容に目を
通せず申し訳なかった。」との謝罪があったので、ギター専門誌側には記
事や楽譜の寄稿を再開したものの、札幌市やその職員(現在コンサートホー
ルキタラ勤務)からは一切の謝罪はありません。NHKの文化教室(ギター
教室)の講師から手を引き、批判的な発言はなくなっているので、ま〜い
いか〜くらいには思っているのですが・・・。
 本題に戻します。学校のクラブ活動とはいいながら、指導する先生や支
援するPTAの姿勢は、クラブ活動の子供たちに反映されることを学校側は
重く受けとめるべきでしょう。
 “学校だより”は、お手軽に回覧板に挟み込むものではなく、もし学校
側が地域にお知らせしたいことがあるなら、校区全戸に戸配するべきもの
です。戸配の必要性が無いものは、回覧板に挟み込むことはするべきでは
ありません。なぜなら、回覧板の内容などすぐに忘れ去られるものであり、
生徒は同じものを家庭に持ち帰り、知らせたい行事は隣近所に伝えること
ができるからです。(続)
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町内会制度の終えん(10)


 町内会班長の業務(!)として、公報戸配のほかに「回覧板」がありま
す。これは私が入っていた班では28戸(うち3戸は非町内会員)を大体
半分にして、同内容2通の回覧板を2戸に配ると自動的に回覧されるので、
私の生活には何の支障ありませんでした。
 支障はありませんでしたが、その内容は『こんなモン、必要か〜?』と
感ずるもがほとんどです。その最右翼が「五天山」という西警察署の“ミ
ニ広報誌”と自衛官の募集広告です。
 「五天山」には防犯や交通ルール、覚せい剤などについての社会意識啓
発(になるのかどうか不明ながら)を目的にしているようですが、こんな
モン作ることを仕事にするくらい警察はヒマなのか・・・? と言いたい。
 読まれる保障のないモンながら、回覧させるより警官が戸配し、地域に
異常が無いかどうかを見て回りなさいよ。お手軽に紙ぺラを配って、“ミ
ニパトの警邏で任務終了”では何のための警察か。・・・もう縁を切った
けど、身内に警察官がいたので余計に警察のいい加減さに腹が立つ・・・
警察官は地域の警邏には足を使え。
 警察の不祥事が絶えなくマスコミで伝えられる昨今ですが、あの制服は
犯罪の抑止効果があります。「痴漢に注意」などという町内会のみっとも
ない電柱看板より、警察官が不定期に警邏することの方が余程に効果があ
るのです。
 私の所属していた町内会には4つの「注意」があります。「マムシに注
意」「熊出没注意」「山火事注意」「痴漢に注意」・・・マムシ・熊・山
火事は自然環境が豊かな証にもなりますが、“痴漢”では町内の恥にしか
ならないではないですか。よくも町内会は「痴漢に注意」の看板を掲げ通
せるものです。「この町内には痴漢がいます」と言っているようなもので、
町内会の鈍感さに呆れてしまう・・・それとも、看板に絶大な抑止効果が
あるとでも考えているのだろうか?・・・あるいは、女性に恐怖感を与え
続けるつもりなのだろうか・・・?
 用心を啓発することは悪いことではありませんが、町内会がみっともな
い看板を掲げるより、制服がちらちら見え隠れすることの方が100倍も効
果的なのです。町内会がその働きかけを警察にするというのであれば、町
内会の意義を僅かでも感じられるのですが、その気配は微塵も感じられま
せん。

 自衛官(軍隊!)の募集広告にいたっては、町内会にイデオロギーを左
右する権利があるのか?・・・と気色ばんでしまいそうです。
 どうも私は“制服組”に嫌悪感を感ずる性格のようで、雪まつりのコン
パニオンにすら気色悪さを感じてしまうのです。複数の人間が同一色に染
まっていることを不自然に感じ、画一化された行動を見ていることに恐怖
を感ずるのです。
 「大政翼賛会の最末端組織として」始まった町内会が「ポツダム政令に
よって事実上消滅」と自分で書いていながら、数年前、町内会の新年交礼
会に顔を出した折り(後日改めて書きますが)、“制服組”に感じる違和
感に近いものがあったことを忘れてはいません。
 町内には様々な思想や信条をもった人が住んでおり、それらの人がお互
いに干渉しあわない生活をすごせるべく町内会は機能すべきと考えますが、
町内会が個人の思想・信条を逆撫でする様な内容の回覧板を回すのは“い
かがなものかと”・・・。(続)
posted by 万年六糸坊 at 00:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日

町内会制度の終えん(9)

パートナーシップ制度」について、私にはさらに小さくない疑問がい
くつかあります。
 割当金額通知の折り、町内会員に向け「この制度に賛同するかしないか」
というような内容の回覧書が回ってくるのです。「私は賛同しない」とし
たとき、当然割当金は支払わなくていいことになりそうですが、そうなっ
てくると不公平感はさらに大きなものになりはしないでしょうか・・・?
 また、「パートナーシップ制度ご利用の皆様へ」という札幌市のパンフ
レットがあり、制度の説明部分に「快適な冬季生活環境を創出することを
目的とした」とあります。?・・・と言うことは、制度を利用しない地域
では「快適な冬季生活環境はありませんよ〜」と言うことなんでしょうか
ね〜・・・。「創出」などという言葉を使うことも恥ずかしくないのでしょ
うかね〜。
 これはもう「制度」とは呼べないものにならざるを得ないでしょう。つ
まり、公的機関が執行する公平な“制度”ではありません。
 町内会から「(役員会の議決として)我が町内会ではパートナーシップ
制度を受け入れますので、応分の割当金をご負担下さい。」とか言われる
のだったら、町内会員としては否も応もないのですが・・・。

 生活者の引っ越しは時を選べません。新規居住者には、町内会としてそ
のシステム(会費の使い道から除排雪・ゴミ当番など)の説明をするべき
ではないですか? 町内会が、「誰もがそんなこと知っている(はず)」
と考えているとしたら大きな間違いです。
 町内会によってはパートナーシップ制度の割当金を町内会費に上乗せし
て集金しているところもあります。これはもう「有無を言わせず」という
レベルの横暴です。ひょっとすると“違法”な行為にあたるかも知れませ
ん。
 今の経済状況では“銀行利息”なんて多寡が知れていますが、制度施行
の何ヶ月も前から“集金”することにより、それを銀行などに預け入れて
おくと“利息”がつくことになります。その“利息”は町内会の“雑収入”
として計上されている可能性もあるのです。
 かつて共同募金を町内会費に上乗せして徴収したことが「違法」と判断
されたことがありました。共同募金(稿を改めて詳しく記しますが)は
「寄付」で、パートナーシップ制度の割当金とは性格が異なるとは言え、
制度に賛同するか否かの選択の余地をなくして割当金徴収では、町内会が
この制度を地域居住者に“強制”していることになります。
 制度賛同者の不公平感をなくすための苦肉の策なのかも知れませんが、
無思慮な制度制定が招いた歪みでしょう。

 もう一つ。私の所属していた町内会では、パートナーシップ制度の収支
だけで¥1.630.153の剰余金があるのです。これは前年度分¥1.348.153に
¥282.000も上乗せした金額で、さらにその前の年度も含めて比べると、
各年度¥300.000前後ずつ剰余金が発生していることになっています。
 この制度への居住者からの寄付金(¥150.000)もあるにせよ、年々支
出額が増えているにも関わらず、この制度の収支は黒字で剰余金が増えて
いるということになっています。
 札幌市は町内会に“蓄財”させるためにパートナーシップ制度を制定し
ているのだろうか・・・?
 札幌市は、パートナーシップ制度の内容を検討する必要があり、町内会
は、制度に便乗した剰余金(利益!)を産みだすべきではないでしょう。
(続)
posted by 万年六糸坊 at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

町内会制度の終えん(8)

 さて、「パートナーシップ制度」の実施を、町内会のない地域ではどう
しているかと言うと、「除排雪を希望する道路(生活道路)に面した、あ
るいは利用する近隣居住者(複数)が“合意のもと”、札幌市・除排雪受
託業者に“依頼”して行われている。(西区土木部)」そうです。
 複数の居住者が“合意のもと”・・・と言うことは、別に町内会でなく
ても良さそうに思えるのですが、隣同士トラブルを抱えている場合などは
なかなか合意に至らない可能性があります。
 また、地域の支払額が1キロメートル当たり¥386.100(平成19年度)
では、100軒以上の合意を取り付けなければ気軽に除排雪の依頼はできな
さそうに思えるのですが、町内会を廃止した地域ではどのような方法で合
意を得ているのでしょう・・・。
 また、居住個数が少ない地域では、戸別の割当金額が高くなり“地域負
担金額に格差が生じる制度”となるでしょう。
 果たして1キロメートルの道路を何世帯が利用しているのか知りません
が、現在の札幌市の手続き方法では、日常生活から少し外れて存在する
「町内会」は有効に機能することになるワケです。市民が大きな不便を感
じない住環境を得るために、経費の地域格差が生じるというのは公平なサー
ビスとは言えません。
 「だから町内会は必要です。」ということにはならないのですが、現在
の“町内会が地域合意をとりまとめる”システムをとるかぎり、札幌市は
町内会をアテにせざるを得ないのです。
 手続きの方法が良くないのです。パートナーシップ制度に賛同しない、
あるいは算定した割当金額の支払が難しい世帯だってあるはずなのです。
 割当金を支払わない(支払えない)世帯が多い場合、割当金の額は増え
るだろうし、町内会の言いなりに支払った人は不公平感を、支払ができな
かった人には何がしか肩身の狭い気持ちを持たせるでしょう。そんな無思
慮な制度を、公的機関が行うこと自体間違いなのです。
“町内会制度の存続”に貢献していることは、パートナーシップ制度の
“手続き法”だけではありません。

 そもそも札幌市が「快適な冬季生活環境」を大命題に掲げていながら、
100億円を使っても間に合わない除排雪対策しか持ちあわせていないこ
とが“大問題”なのですが、市民が居住している所謂「市街化区域」は、
札幌市が「居住してよろしい」とした区域です。当然、雪対策についても、
居住者に大きな不便をかけない責任を負うものです。その責任を全うでき
ない段階で「居住してよろしい」などと“許可する”こと自体がおこがま
しいのです。
 私は北海道の人口が札幌に“一極集中”していることについて、“札幌
市の無策(!)”をしばしば批判してきました。この「パートナーシップ
制度」導入も札幌市の貧しい「都市計画」の故であり、尻ぬぐいを市民に
負わせていることと考えています。
 その尻拭いが、結果的に“町内会制度の存続”に大きな貢献を果たして
いるいるワケなのですから、札幌市は町内会を市の末端機関と考えている
に違いないのです。(続)

posted by 万年六糸坊 at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

町内会制度の終えん(7)

札幌市には「2.164の単体町内会と、90の連合町内会がある(札幌市)」
とネットで公開されています。私の住んでいるところの町内会では、年間
¥325.000の助成金を札幌市から受け取っています。
 総ての町内会が同レベルでの助成金を受けているとすると、市はとんで
もない額の予算を割いていることになり、町内会は「自治組織」ではなく、
札幌市の末端機関という位置づけにならざるを得ない金額になるはずです。
その様な状況で町内会による意思統一が図られると、住民は札幌市に向け
ての個別の発言がしずらくなる可能性が高いのです。
 さらに札幌市は、思慮の浅い行いをしています。
 「地域振興課」という部所があり、そこが町内会加入を推奨しているの
です。のみならず、町内会・自治会の“法人化”を推進する方向での手続
きまで公開しているのです。公的機関は“自治組織”に関与することを謹
むべきです。
 札幌市・地域振興課のHPから転載しておきます。

 「町内会・自治会の法人化について」
 町内会館などの集会施設の土地・建物など、町内会・自治会の財産を、
役員個人又は共有名義で不動産登記している場合、登録をしている方が、
転居や死亡などで団体の構成員でなくなった時に、名義変更や相続などの
面で問題が生じることがあります。
 このため、町内会・自治会が市長の認可を受けて法人格を取得すること
により、所有する財産を町内会・自治会の団体名義で登記することができ
るようになっています。
 法人格の認可には、活動状況や構成員の割合、規約の整備などの要件が
あるとともに一定の手続が必要ですので、申請をご希望の際には、町内会・
自治会のある区の市民部地域振興課までご相談ください。(無断転載)

 これはもう、役人が自分たちの領域(仕事)を確保するために編み出し
た浅知恵としか言い様がありません。
 「集会施設の土地・建物などを役員個人又は共有名義で不動産登記して
いると、名義変更や相続などの面で問題が生じますよ。」と言っているの
ですが、その“問題”は「税金がかかってきますよ。」と言っていること
です。そもそも町内会の資産を「役員個人又は共有名義にしていることも
ある」らしいことが問題でなのですが、町内会の共有財産の名義変更の折
り“課税対象にする”という“脅し”をまかり通させていることも問題で
す。行政と言えども、違法な行為は別にして自治には手を出すな。
 札幌市が町内会(自治会)から移譲をうけ、地域の会館として運営して
いる例もあります。その様な場合、札幌市は町内会から“相続した”わけ
で、応分の“税”を払うのか〜?・・・と聞きたいですね〜。
 それとも、その例にならって、各地の町内会から資産を吸い上げようと
でも考えてるのかな〜? おぞましくないですかね〜。
 こんな些細な内容は、町内会・自治会を法人格にしなくてもできること
です。なぜ町内会を法人化しなければならないかは、それによって利益を
得るだろう人達に聞かなければ解らないことです。

 現段階でも“助成金”を膨大に捻出しなければならない札幌市の財政だ
というのに、消滅の道を辿っている町内会制度の延命を図ってどうしよう
というのでしょう・・・ひょっとして札幌市は、“助成金”を計上するこ
とで、町内会に市の仕事を肩代わりさせるつもりでいるのではないでしょ
うか・・・。
 そう勘ぐりたくなるのが「パートナーシップ(除排雪)制度」です。
 「地球上に、札幌市と同レベルの降雪量を記録する、住民100万人を
超える都市はない」と半世紀以上前に発言されていたにも関わらず、冬期
には札幌市が考えている「都市機能」を確保することができないでいるの
です・・・年間100億円も使いながらですよ〜・・・。
 次回に詳しく述べますが、この「パートナーシップ制度」の手続きを、
町内会を通して行っていることも問題なのです。
 ちなみに私も町内会退会の折り、パートナーシップ割当金を区長に渡さ
ざるを得なかったのですが、この制度を肯定するわけではなく、同地域に
居住する一戸として、現時点で周囲と同レベルの責任は持たなければなら
ないと考えたからです。私って、けっこう社会性を身に着けたギター弾き
ですね〜・・・だから下手くそなのかな〜?(続)
posted by 万年六糸坊 at 11:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月08日

 町内会制度の終えん(6)

 さて、新規居住者が少ない割合の段階では、町内会加入の半ば“強制”
もまかり通るのですが、旧居住者(町内会員)と新規居住者(非加入者)
のバランスが逆転すると(都会では、それ程長い時間を必要とせず起り得
ることです)、新規居住者の意志(町内会非加入)が大きくなり、町内会
は経済的にも人的にも旧来の行事を行えなくなるわけです・・・と言うよ
り、圧力をかけづらくなるワケです。札幌市のある地域では、前述の理由
などで近年町内会そのものを廃止してしまったそうです。
 前回の「業者による公報の戸配」はそのような地域で行われているわけ
ですが、札幌市総世帯数879.478戸(2007年12月現在)の2割ですから、
約175.900世帯にもなるわけで、もし町内会制度が居住者にとって利便性
の高い制度だとすると、175.900世帯は不便な生活をしていることになる
はずですが、その様な声は聞えてはきません。
 つまり町内会は、存在してもしなくてもいい組織・・・いや、存在する
とトラブルの原因になりかねない、“ない方が安心して生活できる”ほど
に迷惑な存在なのです。
 また、町内会費は払うものの、“行事”には全く参加できない(しない)
会員が少なくないことは周知の事実です。
 ・・・町内会費は、居住のためのショバ代か〜?・・・とか思わせられ
たりもするのですが、実際私も数々の「年間事業」や「会議」には時間帯
が合わず、全く参加できないでいました。「会議」欠席には“委任状”提
出が必要らしかったのですが、“委任状”というのは、託す人の人格や議
事についての考え方が理解できないと委任できるものではく、一度も提出
したことがありません。それでも何か言ってくることもなく、会議は形式
ばかりに行われていることとしか思えないのです。
 さて、これくらいのことは相当以前から言われ続けていることですが、
にも関わらず、なぜ町内会は存続するか・・・と言うと、町内会費を集め
ているからなのです。その町内会費を使って、「パークゴルフ親睦大会」
だの「囲碁大会」だの「フラワーアレンジメント教室の開催」だの、ほと
んどの住民にとって“無用”な行事をしたい人が町内会を存続させている
のです。
 町内会費はいったいどれくらいの額になるかご存知ですか?
 私が所属していた町内会では、ある年度の総額が¥7.380.000になって
いました。年々居住戸数の増えている区域なので、町内会費の額はさらに
増え続けるでしょう。それに加えて、副収入とでも言ったらいいのか、町
内会費以外の収入も小さくないのです。
 その筆頭が札幌市の「助成金」です。なぜ町内会が助成されなければな
らないのか理解できないのですが、「自治組織」として助成金は“恒常的
に”受け取るべきお金ではありません。それぞれの町内会で(住民の要望
により)個別のプランを持ち、そのプラン実行の為に“助成”を申請する
というのが筋道です。使途不明のまま“助成”を受け続けるのでは、「自
治」という名目が成立しないことになります。
 それとも、札幌市が「赤字財政である」というのはウソっぱちで、ホン
トはお金持ちなのかも知れないかな〜・・・夕張市を“飛び地札幌市”に
でもしなさいよ。(続)
posted by 万年六糸坊 at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

町内会制度の終えん(5)

町内会は、公報配付に関わってさらなるピンハネをしています。
 この札幌市には“町内会の存在しない地域”が複数(相当広い範囲で)
あります。その話を聞いたとき『うっそだろ〜』と思って札幌市に問い合
わせると、確かにあるのだそうです。
 それでは、そのような地域では「公報をどのようなかたちで入手してい
るか?」と言うと、「業者に委託して戸配しています。(札幌市)」との
ことで、業者への委託手数料は¥12.99であるとの回答ももらいました。
 なぜ¥0.01の差があるのかまでは聞きそびれましたが、何か変ではあり
ませんか? 町内会が、業者より高い委託料金を受け取っているワケなん
です。しかも町内会は、業者の4倍の部数を戸配して・・・これはもう
“業者”と呼んでも差しつかえないのではないでしょうか。
 札幌市も何考えているんだか・・・赤字々々と言いながら、節約する知
恵を持っていない。
 札幌市には879.478戸(2007年12月現在)の世帯数があり、「業者が
2割程度の配達業務を行っている(札幌市)」そうなので、町内会はおよ
そ¥7.000×12ヶ月=¥84.000以上余計なお金を札幌市に使わせているこ
とになるのです。
 まだあります。同じ区に居住し、住居とは別の住所に店舗や会社を持つ
場合、すべてではないにしろ「公報さっぽろ(同じ区版)」が二重に戸配
されているのです。これはもう戸配部数の水増しで、“詐欺的”としか言
い様がありません。
 当然違う町内会になることで、「町内会費」も「除雪費(パートナーシッ
プ制度)」その他も、住居と店舗の両方の町内会から請求されるわけです。
除雪費については、居住・営業の2目的があるので一概に不公平とは言い
きれませんが、本来除排雪は札幌市の“責任”であるはずなので、町内会
単位で「除排雪申請」をさせること自体が、市政の“お粗末さ”なのです。

 縁遠く感じながらも、「町内会」という存在をごく当然のように“ある
もの”と思ってましたが、“町内会の存在しない地域”があったんですね
〜・・・。
 この「町内会制度」は全国的に、新規居住者(特に非加入者)との間で
トラブルの絶えない制度になっています。そのため、地域によってはトラ
ブル回避の為に「町内会加入」を居住条件としているケースが少なくない
のですが、それって問題を感じませんか? 過去に集合住宅入居者と自治
会で争い、管理費と自治会費(共益費の名目)を一括しての集金は違法で
あるという判決が下されています。
 町内会加入・脱退は居住者の自由であり、法的(法令・条例)な拘束力
はないのです。一度加入しても、運営方法に納得できなかったり、対人的
関係に違和感を感じて脱退することは自由なのです。ところが、脱退後に
町内会(会員)からの嫌がらせや、家族に対する差別がつきまとうのが現
実のようです。・・・私の場合は、退会後“町内会つぶし”を画策してい
ますが・・・。(続)
posted by 万年六糸坊 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

町内会制度の終えん(4)

さて、町内会班長を8ヶ月ほどつとめた中での、町内会の“役割”らし
いことと言えば、「公報さっぽろ」と「回覧板」の配布作業があります。
 配布は夜中でもできることなので大した問題はなさそうですが、私の場
合、前述のように作曲(編曲)作業が始まると、朝目が覚めてからまぶた
を持ち上げていられなくなるまで脳裏には作業中の楽譜がめぐり、食事す
らとらないで過ごす日がめずらしくない状態になります。そうなると、公
報や回覧板の存在は記憶の外に行ってしまい、あるとき、雑然と積まれた
楽譜や音楽資料の中に、ポリ袋に納まった広報などを見出して慌てること
になります。
 その“慌てる気持ち”が音楽イメージに“ダメージ”を食らわすことが
一度ならずありました。実に腹立たしい瞬間なのですが、慌てて『期日前
(毎月10日前)に配達をしなければ・・・』と未明に小走りで町内を巡
ると、1軒だけ郵便受けを持っていない玄関のお宅があり、『そうだった。
ここは日中でなければ配達できないんだった。』と持ち帰っても、日中に
はまたぞろ公報の存在など記憶の外になっているのです。
 ホント、1日ならず遅れてしまって申し訳ありませんでした。
 『自分には、町内会員になる資格はないな〜』と思う一方で、『なんで
こんなことで時間をつぶされなければならないのだ?』と、またまた腹立
たしい思いに駆られるワケです。
 この「公報」、市の“委託”を受けて戸配しているのだそうですが、札
幌市から「委託費」として1部当たり¥13が町内会に支払われています。
私が配達していた28戸の年間配達料は¥4.368になるのですが、班長に
は配達料は支払われず、年間¥4.000の班長手当が計上されているだけで
す。勿論私は班長を途中で投げ出したのですから、「8ヶ月分の班長手当
てを受け取って下さい」とのお話もありましたが受け取っていません。
 私の所属していた班には、3件の「町内会非加入者世帯」があって、件
の「班長の手引き書」には「非加入者世帯へも公報を戸配する。」との項
目がありました。『当然!』と納得できたものの、同時に『町内会加入者
と非加入者の違いは何なのだ・・・?』との疑問が浮かんだのですが、町
内会としては委託費が減額になるので“公報の戸配部数を減らしたくない”
という思惑に行き着くのは容易でした。
 つまり、この「公報」の件だけで言うと、「班長に無償で戸配をさせ、
札幌市からの委託費をネコババしている。」とも、班長手当ての¥4.000
を捻出して「¥368のピンハネをしている。」とも言えるのです。
 別にその金額を「よこせ」と言うのではなく、町内会は札幌市の機関で
も戸配業者でもないのですから、「公報」の戸配を委託されていること自
体が筋違いなのです。(続)
posted by 万年六糸坊 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

町内会制度の終えん(3)

この町内会という制度、なかなかお元気なご高齢者達が中心の“会”ら
しいのですが、どのような性格の“会”であるのかを知ろうとすると、こ
れがなかなかに難しい。
 そこで、インターネットを使ってあっちこっち覗いて見ると、実にトラ
ブルの絶えない“制度”であることが知れました。
 ところでこの制度、いったいいつ頃始まったものか後存知ですか?
 これもネットからの引用ですが、
=日中戦争(1937年〜)の頃から始まり、太平洋戦争(1941年〜)の戦時
下に大政翼賛会の最末端組織として1940年に市には「町内会」、町村に
は「部落会」が国によって整備されたのが起源であるとされる。=
とありました。
 「国によって整備された」と記されているところを見ると、都道府県・
市町村に次ぐ地方公共団体か?・・・と言うとさにあらず、あとで詳しく
述べますが、「自治会」と呼ばれているんですね〜。
 さらに「大政翼賛会の最末端組織として」などと読むと、その名称を記
憶している方々には『おいおい、ちと物騒ではないのか?』と思われるか
も知れませんが、「大政翼賛会の最末端組織として」構成されていた形は
敗戦後1947年5月のポツダム政令によって、1952年10月まで5年以上
にわたって結成が禁じられている間に事実上消滅しました。
 ところが1952年10月以後、
=ポツダム政令による禁止が解かれると、自治組織として再組織化されるよ
うになり、今日まで続いている。=
ということで、今日の「町内会」の誕生は1952年10月以後ということに
なります。
 そこで、この「自治」という言葉なのですが、「地方自治」とか「自治
区」などのように、そこに所属する人達“自らが(何かを)治める”とい
う言葉で、そこには、所属する人達すべての意志や意見などが反映されて
いなければならない・・・と考えざるを得ないものの、実態はほど遠い形
骸化した組織でしかありません。
 「町内会の法人化構想」というものまであるようなのですが、これはも
う「自治」という枠を超えて目的を持つ動きとしか思えません。・・・世
の中、そんなに複雑にして“住み良い”んでしょうかね〜・・・。
 自治組織の位置づけは、
=国民一般への法的拘束力を有する法律・政令・府省令には町内会に関する
規定がなく、行政組織(国及び地方自治体)とは法的に無関係な存在となっ
ている。=
というものですが、
=任意団体であり、加入は義務ではないが、その地域の全世帯が加入してい
るケースが多い。=
が実態のようです。
 法的には無関係でね、加入も義務ではないんですが、これが怪しいんで
すよ。(続く)

posted by 万年六糸坊 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月05日

町内会制度の終えん(2)

退会して後、少々ならず町内や町内会について考えることがあり、市役
所に問合せをしたり、知人達の町内会の様子などを聞いているうち、町内
会制度そのもが“不必要な制度”であるという考えにいたり、このような
文章を公にすることになりました。・・・ただでさえクソ忙しい(失礼)
のに、ナンデこんなことを始めたのか・・・まあ、私の性格でしょう。
 私が町内会を退会した理由の1番は、町内会費と共同募金の集金作業で
したが、回収した回覧板の内容や決算書などに目を通してみると必要な事
柄は“皆無(!)”で、これまで班長当番の方々は疑問を持たなかったの
だろうか・・・と不思議に感じますが、少なくない知人達に訪ねても「町
内会ってそんなものじゃない?」と特別な観想を持ちません。
 町内会費とは町内会それぞれで金額は異るのですが、班長は、言わば
“他人のカネ”を町内会員であるばかりに取り扱わなければならないわけ
です。それは相応に責任のあることで、集金も全戸が1年分納入するわけ
ではなく、1戸に1度の訪問ではすみません。中にはこちらの都合の良い
時間帯には“必ず留守”で、私は仕事を2度休んで集金に回らざるを得な
かったのですが、それでも数戸の会費徴収はでききませんでした。
 にもかかわらず、ある会員の奥さんからは「どうして集金が遅かったの?」
と苦情を言われる始末。「すみません、時間がないもので。」と言い訳し
たのですが、何で言い訳しなければならないのかわからない。
 私(や家内)の仕事は一般的(会社員的)な時間帯ではなく、午後から
夜(時には夜半近く)までかかることが多い。昨年暮れから取りかかって
いた人形劇などの音楽作曲活動に入ると、夜も昼もなく、自分達(家族)
の生活に必要なことまで先送りして取りかからなければならない。
 “町内会業務”のために、なぜ自分の仕事を休まなければならないので
しょう? 『それは町内会員だからです』としか考えようがありませんが、
“町内会員は町内会運営のために個人の生活を犠牲にしなければならない”
という会則があるみたいで変だと思いません?
 退会を伝えるために区長のお宅を訪ねた折り、「私だってやりたくて区
長やってるわけでないですよ。頼まれたからしょうがなくやってるんです。」
・・・「だから、あなたも班長をやりなさい」と言いたげだったが、私の
「頼まれて引き受けたのなら筋が通ります。私は頼まれていません。」と
言うと言葉を飲んだ。
 私が受け持った班は28戸で、区長曰く「28年に1度ですから、嫌な
役目ですが続けてもらえませんか?」との事でしたが、私は別に「嫌だ」
と言ってるわけではなく、町内会費も共同募金も除雪費も、集金の責任を
負いかねる・・・と言っているのですが通じませんでした。
 「他人のお金を扱うのは、専任業務です。」という私の考えにも、肯定
も否定もしない区長でしたが、ひょっとすると何を言われているのか理解
できなかったのかも知れません。
 別れ際区長が説得を諦めたのか「いやいや、長いこと嫌なことをさせて
申し訳ない。」と言ってましたが、私は一言も「嫌だ」とは言っていない
のです。おそらく区長にとっては本当に“嫌な”ことだったのかも知れま
せん。(続)
posted by 万年六糸坊 at 23:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月25日

町内会制度の終えん(1)

 町内会制度の終えん(1)
 「町内会」という旧習があります。
 昨年4月、私の留守中に「班長交替です。」とのことで回覧板用具や班
長の手引書などを家内が受け取ったのが始まりで、「町内会」という制度
をしばしば考えざるを得なくなりました。その結果、自分の生活には不必
要な制度である・・・としか思えなくなり、昨年11月をもって退会しま
した。
 その折、回覧板や札幌市の公報を配達してきた家々へ下記のような詫び
状を配り、町内会そのものを見直してみることを促してみましたが、おそ
らく私に対する批判的見方以外には何も考えられていないだろうと感じま
す。

 お詫びとお願い。

 前略。
 町内会9区2班の班長を前任者から引き継いでおりましたが、町内会費・
共同募金などの集金作業に時間を割いていられない状況に至り、11月一
杯をもちまして町内会を脱会させていただくことになりました。
 集金は小さくない責任をともなうことで、生活サイクルが一般的でない
私にとっては、仕事を休んでしなければならない作業であり、これまでも
2日以上仕事を休んで集金に伺いましたが、来年4月まで時間を割くこと
が難しくなってしまいました。
 皆様にはご迷惑をおかけしますことお詫び申し上げます。

 なお、11月上旬にお回ししました回覧板がまだ返還されておりません。
お手持ちの方は、お手数おかけしますが、11月中に平佐までご返還下さ
るようお願い申し上げます。

 また過日、9区区長に脱会の旨了解をいただきましたが、その折、「共
同募金については、集金作業が嫌であればしなくてもいい」(私は嫌だと
言ってはおりません)とのお話がありました。
 町内会費集金のついでに行なえる作業でもありますが、共同募金会に問
い合わせても、町内会員が募金作業に携わらなければならない明確な説明
はありませんでした。一般的に募金の金額は大きくないものの、10万円
以下は税金の控除対象にならない(10万円以上は控除対象になる)とい
う不公平な札幌市条例もあります。
 さらに札幌市や北海道の公報配布は、市や道のするべき作業で、町内会
員が期日を決められて配布作業をしなければならないことでもありません。
 町内会を脱会せざるを得ない者がおこがましいとは思いますが、共同募
金集金や公報配布については検討してはいかがでしょう。(署名)
(続)

posted by 万年六糸坊 at 08:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月22日

【主夫の呟きー1】

1.jpg世の“主夫”の皆様、日々家事のご苦労(?)ご同慶(!)申し上げる。
 苦労の故に、楽しみ少なからず! 享受せる苦労の故に、いそしむ心ゆたかなるべし!……と思いたい……ホント思いたい。
 思いたいが〜ですね、世の中美しいばかりではなく、家庭内は憩えるばかりでもないワケですよ。『しゃ〜ね〜な〜』とか『なんでやねん?』なんて思うことがい〜っぱいあって……それでも、機嫌のいい(!)家族の笑顔を見せられると、そりゃ〜も〜嬉し〜くなっちゃうのが主夫なんではないでしょうかね〜……。
 さて、「主夫」の定義とやらはよく解らないが、小生とすれば「家族の中で、最も家事に携わる時間が長い者」が、主夫という“職業名”をいただくのいではないか……と考える。
 だが、この「家事」という言葉ですまされてしまう多くのことは、実は家族の“誰か”が専業しなければならないことではなく、できる者ができることをすることで大方は片づいてしまう。
 日本語には「専業主婦」というワケの解らない言葉があって、家事はもっぱら「夫婦」の「婦」の方が“専業”させられてきた(!)ようだが、今日の男女の力関係(!)や社会的価値観の変化で、「専業」も「主婦」も重さのある言葉ではなくなってしまった。そこで私のような“伝統的価値観”を軽視する輩が、おくめもなく“主夫”を標榜することとなるのである。
 一言に「家事」と言っても、その内容は実に多様で、ざっと上げても炊事・洗濯・掃除・育児・買い物などなど、それぞれがとうていマニュアル化できないほどに変化
する。その変化が私には面白く思えるのだが、性格的に大胆な人達にはそれが結構な精神的負担となるらしい。
 思ってみてもどうにもならないことを知りながら、ついつい『なんで毎日毎日こんなことしなければならないんだ?』とか、『文句があるんだったら、自分でしてみろよ』とか『不味かったら、自分で作れ!』とか思ってしまうのです。それはマイナスの方向……精神的負担をさらに増やす方向へ自分を追いこむだけでなく、言葉づかいや表情・行動などが周囲に少なからず“不快”なものを感じさせることになり、社会の基礎と言える家庭に“気まずいム-ド”を作ることになりかねない。
 実は、その“精神的負担”をどうやって軽減するかが、家庭円満の一つのカギになっているのだが、なかなか良い解消法というのは見つけられないものでもある。
 昔は、1,破壊行為(皿や茶わんを所かまわず投げ飛ばし、それらが割れる音響を楽しむ!)2,暴力行為(布団やマットを丸めて、汗をかくほどにパンチしたりキックしたりする!)3,食餌療法(胸のつっかえや腹立ちを排泄すべく、次から次へと食物を摂取する!!)などなど、あまり他人に対して影響のない解消法を実践した主婦もいたそうであるが、今日ではそれらの有効性を疑問視する主婦が増えた。
 どうしたらそれらのストレスを解消できるか……は、人それぞれであり、時代によっ
て方法も変化していくだろうとは思うが、一つ言えることは、家事を“楽しめる”自分がどこにいるかを見つけられるかどうかではないかと思う。
 愛情があれば……なんてどこかの評論家然とした言葉は言えないが、要は自分がしようとすることを楽しむには、周囲と同じにしなければならないのではなく、自分しかしないだろうと思える“工夫”を見つけることである。
 料理をレシピどおりに作れても、それが我が家に最良であるかどうかは解らないのである。なぜなら、シェフは常に料理に“工夫”をしているプロであり、頭の中のレシピは常に変化しているのである。(続)
posted by 万年六糸坊 at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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