2009年03月08日

 町内会制度の終えん(6)

 さて、新規居住者が少ない割合の段階では、町内会加入の半ば“強制”
もまかり通るのですが、旧居住者(町内会員)と新規居住者(非加入者)
のバランスが逆転すると(都会では、それ程長い時間を必要とせず起り得
ることです)、新規居住者の意志(町内会非加入)が大きくなり、町内会
は経済的にも人的にも旧来の行事を行えなくなるわけです・・・と言うよ
り、圧力をかけづらくなるワケです。札幌市のある地域では、前述の理由
などで近年町内会そのものを廃止してしまったそうです。
 前回の「業者による公報の戸配」はそのような地域で行われているわけ
ですが、札幌市総世帯数879.478戸(2007年12月現在)の2割ですから、
約175.900世帯にもなるわけで、もし町内会制度が居住者にとって利便性
の高い制度だとすると、175.900世帯は不便な生活をしていることになる
はずですが、その様な声は聞えてはきません。
 つまり町内会は、存在してもしなくてもいい組織・・・いや、存在する
とトラブルの原因になりかねない、“ない方が安心して生活できる”ほど
に迷惑な存在なのです。
 また、町内会費は払うものの、“行事”には全く参加できない(しない)
会員が少なくないことは周知の事実です。
 ・・・町内会費は、居住のためのショバ代か〜?・・・とか思わせられ
たりもするのですが、実際私も数々の「年間事業」や「会議」には時間帯
が合わず、全く参加できないでいました。「会議」欠席には“委任状”提
出が必要らしかったのですが、“委任状”というのは、託す人の人格や議
事についての考え方が理解できないと委任できるものではく、一度も提出
したことがありません。それでも何か言ってくることもなく、会議は形式
ばかりに行われていることとしか思えないのです。
 さて、これくらいのことは相当以前から言われ続けていることですが、
にも関わらず、なぜ町内会は存続するか・・・と言うと、町内会費を集め
ているからなのです。その町内会費を使って、「パークゴルフ親睦大会」
だの「囲碁大会」だの「フラワーアレンジメント教室の開催」だの、ほと
んどの住民にとって“無用”な行事をしたい人が町内会を存続させている
のです。
 町内会費はいったいどれくらいの額になるかご存知ですか?
 私が所属していた町内会では、ある年度の総額が¥7.380.000になって
いました。年々居住戸数の増えている区域なので、町内会費の額はさらに
増え続けるでしょう。それに加えて、副収入とでも言ったらいいのか、町
内会費以外の収入も小さくないのです。
 その筆頭が札幌市の「助成金」です。なぜ町内会が助成されなければな
らないのか理解できないのですが、「自治組織」として助成金は“恒常的
に”受け取るべきお金ではありません。それぞれの町内会で(住民の要望
により)個別のプランを持ち、そのプラン実行の為に“助成”を申請する
というのが筋道です。使途不明のまま“助成”を受け続けるのでは、「自
治」という名目が成立しないことになります。
 それとも、札幌市が「赤字財政である」というのはウソっぱちで、ホン
トはお金持ちなのかも知れないかな〜・・・夕張市を“飛び地札幌市”に
でもしなさいよ。(続)
posted by 万年六糸坊 at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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