2009年04月04日

町内会制度の終えん(15)


 現在の集合住宅へ引っ越してきた翌年、町内会の“新年交礼会(巷間で
言う新年会)”へのお誘い文書が回覧板に挟まれていたので、ご近所への
ご挨拶を・・・と思い申し込みをしました。
 ところが12月は、私達音楽家は“かき入れ時”になっていて、クリス
マスコンサートやらチャリティーコンサートでつい申し込んだことを失念、
交礼会当日に「会費を納め忘れまして・・・」と会場に出向くと、受付の
方が名簿に私の名前を見出せず対応に困惑。「名前がなければ引き取りま
す・・・」と言いかけたときに、幸いお向かいの奥様が私を見つけて間を
取り持って下さった。
 おそらく区長が会費納入が無かったため、私の名前を幹事に伝えなかっ
たものでしょう。会費納入を忘れた私にも責任はあるものの、新規居住者
であることは判断できていたはずなので、会費納入の催促でも出席の確認
でも電話1本でできたはずなのです。
 向いの奥様が皆さんに紹介して下さったのでそれほどの気まずさはなかっ
たのですが、新規居住者に対する対応に“不慣れ”な印象を最後まで払拭
できませんでした。
 まあ、私に対する応対の印象はおくとして、その“新年交礼会”と称す
る集いは、毎度おなじみらしい方々ばかりが5〜60人ほどしかおらず、
『2.050世帯の町内新年会にしては妙に少ないな〜・・・こんなものなの
かな〜・・・』と観想したことを記憶しています。
 ビンゴゲームやカラオケ・新盆踊り披露などの折りの紹介を注意深く聞
いていると、『やっぱりお馴染みさんたちばかりだな〜』と思わざるを得
ず、町内会の体質も『推して知るべしだな〜』という観想で、翌年からは
遠慮していました。
 今思うと『町内会は仲良しクラブか?』と半ば腹立たしい気持ちになり
ますが、その“新年交礼会”に¥100.000が使われているのです。会費が
一人¥1.000だったと記憶するので、総経費¥150.000〜¥160.000の会の
ように推測できますが、内容はせいぜい¥60.000〜¥70.000ほどのものだっ
たでしょう。質素なことは良いことですが、収支明細を目にしたわけでは
ないのであくまでも内容は推測上のこととして、町内会費から¥100.000
の支出は参加人数から判断しても高すぎはしないでしょうか?
 町内会・札幌市・北海道・国、いずれも国民からの受託を受け“経済”
を賄います・・・ということになっています。ところが、道や市の“談合
事件(!)”や官僚の“天下り”など、他人のお金を使うことに慣れきっ
た人達は、より多くの“個人的収入”を目論んで狡猾に立場を利用しよう
とします。
 決してすべての町内会・札幌市・北海道・国関係者がそうだとは言いま
せんが、「国民の目線で」とか「民意にそって」とかいう言葉が頻繁に使
われるほどに、国民の目線も民意も意識されていないのが現実です。
 私の調べた範囲では町内会員の全部が「町内会は無くてもいい」と考え
ているのですが、もし、心底から『町内会は必要です。』と考える人がい
るとすれば、それは、その町内会を地盤とする政治家だけでしょう。
 実際その“新年交礼会”には政治家が姿を見せ、役員に封筒らしき者を
手渡し、役員がペコペコ頭を下げながらにこにこ顔で受け取っている姿が
ありました。(続)
posted by 万年六糸坊 at 11:42| Comment(60) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

町内会制度の終えん(14)

 さて、町内会の予算書の項目に、私が受け取らなかった「班長手当て」
という支出金があります。私が脱会した町内会には10の区ああり、それ
を137の班に分けて運営していると「定期総代会報告書」にあります。
 その数が多いのか少ないのかは、私には判断の材料がありません。しか
し、私が受け持っていた(私以前からつとめておられた班長の)担当戸数
は28世帯(うち3世帯は非町内会員)なので、他班の班長さんが受け持
つ戸数も同等であるとすると、この町内会には3.830世帯(非町内会員数
は不明)ほどが居住していることになります。
 ところが、計上されている町内会費の総額は2.050世帯分しかありませ
ん。これはどういうことでしょう・・・?
 たまたま私が受け持っていた世帯数が多かったものか、町内会が何かの
理由で“故意に”世帯数を減らして計上しているかのどちらかでしょう。
札幌市に聞いてみましたが、「町内会のことは把握していません。」との
ことでした・・・当然でしょう。
 町内会費から算定できた2.050世帯をもとに、班長受け持ち世帯数平均
を換算すると、1班長当り15世帯ほどになります。私の受け持っていた
28世帯に比べると半分ほどの数にしかなりませんが、それが札幌市全域
の“班長受け持ち世帯数平均”に比べて多いか少ないかも、私には判断材
料はありません。
 私が問題として感じたことは、この町内会には、137人もの“班長”が
いて、平均15世帯に「公報さっぽろ」や月に2〜3度の回覧板作業と、
町内会費の集金をすることで、班長手当として¥548.000もの町内会費を
使っていることです。
 役員手当にいたっては28人で¥510.000もの町内会費を使っているの
です。この「手当」という名目の総支出額¥1.058.000は、外灯総使用電
力料金(¥1.250.000)の85%ほどにもなるのです。街灯料金は、「街灯
組合連合会」という団体から街灯総使用電力料金の60%(¥700.000)が
補助されているので、実質電力料金支払額の2倍ほどが役員手当として使
われていることになります。

 *この「街灯組合連合会」という団体は何のために存在するのか解りま
せん。札幌市が、町内会使用電力料金の補助をする目的のために存在する
とすれば無駄な団体です。

 街灯電気料金を住民に支払わせるという札幌市の“了見”も貧しいこと
ながら、町内会に200人を超えるほども“手当”を支給しなければなら
ない人がいるという運営方法に問題アリでしょう。
 「手当(報酬)が無いと役員にも班長にもなり手がない」という制度だっ
たら、廃止してしまえばいいのです。班長手当(¥4.000/年間)や役員手
当(18.200ほど/同)を欲しくて班長や役員を引き受ける人などいるはず
もないと思える し、班長など当番制で「回ってくるからしかたなくしてい
る。」と感じている人がほとんどのはずです・・・ん?、役員手当って、
麻生内閣が固執している「定額給付金」より高いんだったっけ・・・?・・・
欲しがる役員もいるかな〜・・・。
 町内会が住民の役に立っていて、個人の生活を考慮したうえで運営され
ているなら、ひとつの“文化”として生活者に受け入れられているはずな
のですが、私の聞き取りの範囲では町内会員でも否定論の方が100%です。
 もし、町内会制度が住民にとって不可欠な制度だとしたら、それはもう
札幌市の業務でしかなく、町内会制度は不必要になるのです。
 町内会があるから札幌市はあてにするし、余計な助成金まで計上しなけ
ればならなくなるのです。ビンボー札幌市に、そんなものイラネ〜。(続)

posted by 万年六糸坊 at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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